エジプト航空の旅客機が飛行中にハイジャックされ、キプロスの空港に着陸した事件で、日本時間の２９日夜、すべての乗客乗員は解放され、容疑者は逮捕された。

　エジプト航空などによると、ハイジャックされた旅客機は乗客乗員６０人以上を乗せ、エジプトのアレクサンドリアから首都カイロに向かっていた。

　ハイジャックされた後、キプロスのラルナカ空港に着陸し、容疑者との交渉が続けられていたが、キプロス外務省やエジプト政府は日本時間の２９日午後９時前、すべての乗客乗員は解放され、容疑者は逮捕されたと発表した。

　エジプトの民間航空相は、「犯行は個人的な動機によるもので、テロではない」と指摘した。また、容疑者はエジプト人で、巻いていた爆弾ベルトは偽物だったという。