イランがイスラエルに向け発射の無人機・ミサイル「ほぼ全て撃墜」バイデン氏が声明
アメリカのバイデン大統領は13日、声明を発表し、イランがイスラエルに向けて発射した無人機とミサイルを「ほぼ全て撃墜した」と強調しました。
イランによるイスラエルへの攻撃を受け、バイデン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談を行いました。バイデン大統領の声明によりますと、電話会談で大統領は「イスラエルが前例のない攻撃であっても防御し、打ち負かす驚くべき能力を発揮した。イスラエルの安全保障を脅かすことはできないという明確なメッセージを敵に送った」と伝えました。
バイデン大統領は、アメリカ軍が12日までに航空機とミサイル防衛駆逐艦をイスラエル周辺に配備していたことを明らかにし、「イスラエルが無人機やミサイルのほぼ全てを撃墜するのを支援した」と強調しました。
また声明で、バイデン大統領は今回の攻撃にはイランだけでなく、イエメンやシリア、イラクで活動する“イランの代理勢力”も関与したと主張しました。
さらに、14日にG7(=主要7か国)の首脳と今後の対応について協議することも明らかにしました。
今回の攻撃でアメリカ軍の部隊や施設は標的にならなかったとしつつ、「脅威への警戒を怠らず、国民を守るために必要なあらゆる行動をとる」とイランをけん制しました。