欧州最大歌謡祭 ウクライナ代表優勝に波紋
ヨーロッパ最大の歌謡祭で、ウクライナ代表の女性歌手が、ロシアに併合されたクリミア半島の苦難を歌い優勝した。これにロシアが反発し波紋が広がっている。
14日に開かれた、歌謡祭「ユーロビジョン」。優勝したのは、ウクライナ代表でクリミア半島の少数民族、クリミア・タタール系のジャマラさん。歌は、旧ソ連によってクリミア半島から強制移住させられた苦難がテーマ。
ジャマラさん「真実を歌った時、人の心に本当に触れることができるのです」
翌日、ウクライナの空港で大勢の人たちに出迎えられ、ポロシェンコ大統領も直接優勝を祝福した。
ところが歌にはロシアへの抵抗の意味が込められているとも受け止められ、ジャマラさんの優勝にロシアが猛反発。ロシアメディアは「選考に政治的な意図があった」と伝えている。