イシンバエワ選手 リオ出場禁止なら提訴も
ロシアの陸上選手らがドーピング問題をめぐり、リオオリンピックへの出場が危ぶまれている問題で、女子棒高跳びの世界記録保持者の選手が、出場が認められなかった場合、国際裁判所に提訴する意向を示した。
ロシア陸上連盟は現在、組織的なドーピング問題で資格停止処分となっていて、陸上選手のリオオリンピックへの出場が危ぶまれている。こうした中、女子棒高跳びのイシンバエワ選手がNNNのインタビューに応じ、自身の出場が認められない場合、国際裁判所に提訴する意向を示した。
イシンバエワ選手「私は全世界でドーピング検査を受け、反応はいつも陰性、クリーンです。(出場が認められなければ)差別や人権侵害にあたるので、裁判所に提訴します」
イシンバエワ選手は、アテネ、北京オリンピックと、2大会連続で金メダルを獲得した女子棒高跳びの世界記録保持者で、リオオリンピックを自身の集大成と位置づけている。
ロシア陸上選手のリオオリンピックへの出場については、来月17日に、国際陸上連盟が理事会を開いて判断する予定。