「タリバン」の新最高指導者にアクンザダ師
アフガニスタンの反政府勢力「タリバン」は最高指導者マンスール師の死亡を認め、有力幹部のアクンザダ師を次の最高指導者に任命したと発表した。
アメリカ国防総省などはタリバンの最高指導者マンスール師について、21日にパキスタンの国境地帯でアメリカ軍の無人機の攻撃により死亡したと発表した。タリバンは当初、否定していたが、25日朝、死亡を認めた上で、有力幹部のハイバトゥラ・アクンザダ師を最高指導者に任命したと発表した。
アクンザダ師は南部のカンダハル出身で40歳代とみられ、元最高指導者・オマル師の側近とされているが、詳しい素性は分かっていない。
アメリカや中国などはアフガン政府とタリバンとの和平を呼びかけているが、首都カブールでは25日朝、10人が死亡する自爆テロがあり、タリバンが犯行声明を出していて、新体制となっても和平への道のりは困難な見通し。