スペイン総選挙 EU批判の新興政党が躍進
スペインの総選挙が26日に行われ、EU(=ヨーロッパ連合)の緊縮政策に反対する新興の急進左派政党が第2党に躍進する勢い。
総選挙は去年12月に一度、行われたが、連立協議が不調に終わり出直しとなった。争点は財政立て直しのためにラホイ首相が進めてきた緊縮政策をどう評価するかで、イギリスの国民投票の影響も注目される。
投票は日本時間27日午前3時に締め切られ、スペインの国営放送は出口調査の結果として、政権与党が第1党を守ったものの、単独過半数には達しない見込みだと伝えた。
一方、新興の急進左派政党「ポデモス」が躍進して第2党となる勢い。ポデモスはEUがスペインに求めてきた緊縮政策に反対の立場で、政権の行方は不透明。