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クーデター未遂 教育省の職員を停職処分

2016年7月20日 12:53

 トルコで起きたクーデター未遂で、エルドアン政権は19日も教育省の職員1万5000人以上を停職処分とするなど、対立する勢力の一掃を拡大している。

 地元メディアによると、政府は19日、教育省の職員1万5200人を停職処分としたと発表した。クーデター未遂に関連して停職処分となった公務員はこれまでに2万8000人以上に上っている。また、私立学校の教師2万1000人の教員免許を取り消したほか、高等教育委員会は、国内の大学の学部長1577人に辞任を命じた。さらに国内のテレビ局やラジオ局計24局の放送免許の取り消しを決めたという。

 いずれもエルドアン大統領が、クーデターの首謀者と名指しするイスラム教指導者ギュレン師と関わりがあるとみられていて、政権は対立する勢力を弱体化させるための大規模な粛清を拡大している。