ニーステロ 犯行に協力か?男女5人を拘束
84人が死亡したフランス南部ニースのテロ事件で、捜査当局は21日、犯行に協力した疑いで関係者5人を拘束して事情を聞いていることを明らかにした。
検察によると、事情を聞かれているのはチュニジア国籍をもつ男3人とアルバニア国籍をもつ男女。5人はトラックを運転していたムハンマド・ブーレル容疑者に銃を提供したり現場の下見に同行したりするなどし、犯行計画に加担した疑いがもたれているが、いずれも捜査当局の監視対象とはなっていなかった。
ブーレル容疑者と過激派組織「イスラム国」などとの関係はまだ確認されておらず、当局が捜査を続けている。
事件を受けてフランスの議会は21日、去年11月の同時テロ後に発令された非常事態宣言を来年1月末まで、半年間延長することを議決した。