容疑者が残虐事件の映像を収集 ニーステロ
84人が死亡したフランス・ニースのテロ事件で、死亡した容疑者の男がインターネットで過去の残虐な事件の映像を検索していたことが分かった。
検察当局によると、群衆にトラックで突っ込んだムハンマド・ブーレル容疑者について、イスラム過激派組織との直接的な関係は確認されていないが、押収されたパソコンのデータから、イスラム過激派に関心があったとみられることが明らかになった。周囲の証言からブーレル容疑者は、事件の8日前にはヒゲを伸ばし始め、過激派組織「イスラム国」を擁護するような発言をし始めたという。
容疑者のパソコンには、去年、パリで起きた風刺新聞「シャルリ・エブド」襲撃事件や、死体の写真、また今月、アメリカで起きた警察官銃撃事件のビデオなど、残虐な映像が集められていたということで、検察当局はさらに動機を詳しく調べている。