父親「息子は精神的な病気だった」仏テロ
フランス南部のニースで14日、トラックが群衆に突入し、84人が死亡したテロ事件で、容疑者の男の父親が容疑者について、4年前には精神的な病気を患っていたと話していることがわかった。
トラックを運転していたニースに住むチュニジア国籍のムハンマド・ブーレル容疑者(31)の父親は、ブーレル容疑者が精神的な病気を患っていたと話した。
ブーレル容疑者の父親「彼は問題を抱え、精神的な病気になった。医者に診せ、処方箋をもらっていた」
また、検察は「過激な思想の持ち主とは認識されていなかった」と発表しているが、ブーレル容疑者が今年1月に起こした暴行事件を担当した弁護士も、NNNの取材に対し、こう述べた。
ブーレル容疑者の元弁護士「普通の男で、イスラム過激派との関係を疑わせるような言動はなかった」
ただ、検察は、過激派組織「イスラム国」との関係も調べているとしていて、事件の全容解明を急いでいる。