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スラム街出身の女子選手がブラジル初の金

2016年8月10日 16:11
スラム街出身の女子選手がブラジル初の金

 リオデジャネイロ・オリンピックで、開催国ブラジルが初の金メダルを獲得した。金メダルをもたらしたのは、ファベーラと呼ばれるスラム街出身の女性だった。

 ブラジル初の金メダルを獲得したのは、柔道女子57キロ級のラファエラ・シルバ選手(24)。シルバ選手は、リオ市内にあるスラム街のファベーラで生まれ育った。

 シルバ選手の父親は「私はいつも娘にファベーラ出身だということを決して忘れないように言ってきた」と話して、娘の快挙を喜んだ。

 シルバ選手「メダルを取れるなんて想像してなかった。いつも信じてくれたトレーナーのおかげ。両親にお金がなかったので、トレーナーが才能を信じて遠征費などを払ってくれた」

 シルバ選手は金メダル獲得について、同じように貧しい地域に住む子供たちの手本になるだろうと語った。