リオ五輪 シンクロ用プールの水入れ替えへ
リオ・オリンピックの一部の競技用プールが緑色に濁った問題で、大会組織委員会は13日、シンクロナイズド・スイミングに使われるプールの水を入れ替えることを決めた。
この問題は、9日に飛び込み競技用のプールが突然緑色に変わり、その後、隣にある水球用のプールも緑色に変色したもの。ロイター通信によると、大会組織委員会は13日、水が変色した原因について、下請け業者が連絡なしに入れた薬品によって、プールに投入された塩素の殺菌作用が低下し、藻が発生したと明らかにした。
また、水球に使われたプールは、14日からシンクロ競技に使われるため、大会組織委員会は、その前までに、水を入れ替えることを決めた。シンクロ競技では、選手が水中で、他の選手の動きを確認する必要があるからだとしている。
一方で、飛び込み競技用のプールについては、水が変色したままでも競技に大きな影響はないとして、薬品の投入による対応にとどめ、水の入れ替えを行わない方針だという。