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米オバマ大統領、中国・習主席と首脳会談へ

2016年8月19日 5:05

 アメリカ・ホワイトハウスは18日、オバマ大統領が来月、中国・杭州で開かれるG20首脳会議に出席し、習近平国家主席との首脳会談を行うと正式に発表した。

 オバマ大統領は、来月2日から9日の日程で、中国のほか、初めてラオスを訪問、またASEAN(=東南アジア諸国連合)の関連首脳会議に出席する。アジア訪問は、就任以来11回目となる。

 来月4日と5日には中国・杭州で、在任中最後となるG20首脳会議に出席、これに合わせて習近平主席と会談し、アジア情勢や米中間の多岐にわたる問題を話し合うとしている。

 米中首脳会談でオバマ大統領は、中国が急速に海洋進出を進める南シナ海問題で、先月、オランダ・ハーグの仲裁裁判所が出した判決を順守するよう求めるものとみられる。

 一方、朝鮮半島をめぐる問題では、核・ミサイルの開発を続け挑発をやめない北朝鮮に対し、中国もアメリカや日本、韓国と連携して強い姿勢で臨むようあらためて求める見通し。

 また、アメリカが韓国に配備予定の最新式迎撃ミサイル「THAAD」について中国は強く反発しているが、配備は、北朝鮮に対応するためであって、中国を念頭に置いたものではないと理解を求めるとみられる。