米政府 シリア難民1万人受け入れと発表
大統領選の争点の1つとなっているシリアからの難民受け入れについて、アメリカ政府は29日、目標人数の1万人に達したと発表した。
アメリカのシリア難民受け入れを巡っては、国際社会から対応が十分ではないとの批判の声もあがっている。これをうけ、オバマ政権は受け入れ人数をこれまでの6倍にあたる1万人に拡大することを表明していて、29日に達成したと発表した。
ホワイトハウス・アーネスト報道官「国内の安全を脅かすことなく(1万人受け入れの)目標を達成できた」
しかし、各国での相次ぐテロ事件をうけて、アメリカでは難民の受け入れ拡大に慎重な意見が根強く、大統領選の争点の1つとなっている。共和党のトランプ候補は、シリアなどテロ組織の拠点のある国からの難民の受け入れを一時中断すると主張している。