原因不明の子供の急性肝炎か 米CDCで109人確認 うち5人死亡
原因不明の子供の急性肝炎が相次いでいることについて、アメリカのCDC=疾病対策センターは6日、これまでに急性肝炎と疑われる患者が109人確認され、うち5人が死亡したことを明らかにしました。
CDCによりますと、去年10月から原因不明の子供の急性肝炎と疑われる患者は109人確認されたということです。このうち90%以上が入院し、14%が肝移植を受け、5人が死亡したということです。
患者の半数以上が胃腸炎などを引き起こすアデノウイルスに感染していたということで、CDCは引き続き調査を進めるとしています。
一方、イギリスの保健当局は6日、今月3日までに163人の患者が確認されたと発表しました。うち11人が肝移植を受けましたが、死者はいないということです。
WHOによりますと、今月1日時点で、世界20か国から少なくとも228人の患者が報告されているということです。