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ワクチン“4回目接種”を推奨 3回接種は半分以下も… アメリカ

2022年3月30日 21:24

感染者が減少傾向となっているアメリカですが、29日、CDC(=疾病対策センター)は4回目のワクチン接種を推奨する勧告を出しました。背景にあるのは、変異株の置き換わりです。

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感染者が減少傾向となっているアメリカでは、ワクチンの追加接種に新たな動きがありました。

CDC(=疾病対策センター)は29日、モデルナとファイザーのワクチンについて、4回目の接種を推奨する勧告を出したのです。

対象となるのは3回目の接種から4か月以上経過した50歳以上の全ての成人で、免疫不全を抱える場合、ファイザーは12歳以上、モデルナは18歳以上となります。

追加接種が急がれる背景にあるのは、変異株の置き換わりです。

アメリカではオミクロン株・BA.2系統への置き換わりが進んでいて、CDCによると、26日までの1週間で、54.9%を占めています。しかし、3回目の接種を受けた人の割合は、29日時点で半分以下にとどまっています。

こうした中、CDCのワレンスキー所長は「65歳以上の人および50歳以上で重症化リスクを抱える人は追加接種を受けることが最も有効で重要です」とコメントし、追加接種を呼びかけています。