花火や発煙筒…露大使館で騒ぎ ウクライナ
ウクライナにあるロシア大使館に、花火などが投げ込まれる騒ぎがあった。両国の間では、ロシアの下院選挙をクリミアで行うことをめぐって対立が強まっている。
ロシアメディアによると、ウクライナの首都キエフで17日午前1時ごろ、20人ほどの若者がロシア大使館に花火や発煙筒などを投げ込む騒ぎがあった。
手にはロシアを侮辱する内容の横断幕を掲げており、ウクライナの民族主義グループによる犯行とみられている。
ロシアは、2014年に編入したクリミアで18日に下院選挙を行うとしているが、編入を認めないウクライナはこれに反発している。
ウクライナのグロイスマン首相は「小さな事件だ」として、大使館の警備を強化しない考えを示したが、投票を前に両国の対立が激化することが懸念されている。