福原愛選手らのデータ流出 サイバー攻撃で
WADA(=世界反ドーピング機構)のシステムがロシアのハッカー集団からサイバー攻撃を受け、卓球の福原愛選手らのものとされるデータが3日、インターネット上に公開された。
WADAによると今回、流出したのはリオデジャネイロオリンピックに参加したアメリカやスウェーデンなど14か国、20選手のデータ。
ハッカー集団が公開したリストの中には卓球女子団体で銅メダルを獲得した福原愛選手、競泳女子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得した金藤理絵選手、柔道男子66キロ級で銅メダルを獲得した海老沼匡選手の名前が含まれている。3人のデータは、けがや病気の治療のために使用する薬を事前に申請する特例措置に関するものだった。
この集団はこれまでにもサイバー攻撃を行っており、先月には柔道女子57キロ級で銅メダルを獲得した松本薫選手のものとされるデータも流出している。