説法うるさいとスピーカーケーブル抜き有罪
ミャンマーの裁判所は6日、仏教の説法がうるさいとスピーカーのケーブルを引き抜いたオランダ人旅行者に対して、禁錮3か月の有罪判決を言い渡した。
AP通信などによると、ミャンマー中部の都市マンダレーで、オランダ人旅行者の男性が先月、滞在先のホテル近くから聞こえる仏教の説法がうるさくて眠れないと、スピーカーのケーブルを引き抜いたことで逮捕された。
このオランダ人旅行者に対し、ミャンマーの裁判所は6日、「合法的に行われていた宗教儀式を妨害した」として禁錮3か月、日本円にして約1万円の罰金を命じた。
ミャンマーではスピーカーを通じて夜通し説法を流す習慣があり、住民は説法が聞こえなくなったことから抗議に押し寄せ騒ぎにもなっていた。