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避難238万人…対応に追われるポーランド 資金不足も【中継】

2022年4月2日 0:36
避難238万人…対応に追われるポーランド 資金不足も【中継】

ウクライナの隣国ポーランドでは、避難民の国外への渡航を支援する取り組みが始まっています。現地の様子を杉道生記者が中継で伝えます。

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私はポーランドの首都ワルシャワの中央駅にいます。こちらには、避難民の対応窓口が設置されています。ここで、鉄道やバスのチケットを手配したり、空いている避難所を案内したりしています。

ポーランドには、これまでに240万人近くが避難してきました。ただ、全員がポーランドにとどまっているわけではなく、親族や知人を頼って、ここからさらにヨーロッパ各国などへ避難する人も多くいます。

いつ何人の避難民がやってきて、そして出ていくのか、その動きを把握するのは困難で、ポーランドは対応に追われています。

ポーランドはいま多くの資金を必要としています。現地では、避難民を支援するために、自治体やボランティア、援助団体が昼夜を問わず活動しています。こうした活動を支える資金が不足しています。

私たちが3月31日に取材した避難所では、アメリカの基金を使って旅行会社が航空券などを無料で手配していました。避難民の移動にもお金がかかります。

一方、ポーランドの企業も、働く場所や宿泊施設を提供するなど、身を切って支援に乗り出しています。

まさに国を挙げて避難民を支えようとしていますが、避難が長期化していて、受け入れる側の負担も増す一方です。