宇宙ステーションの建設を独自に目指している中国の宇宙船が１９日未明、宇宙実験室とのドッキングに成功した。

　中国国営の新華社通信によると、有人宇宙船「神舟１１号」は日本時間の１９日午前４時半過ぎ、実験室「天宮２号」とドッキングした。乗組員２人も親指を立てて、ドッキング成功を喜んだ。ドッキングは自動操縦で行われたという。

　乗組員はこの後、宇宙船から実験室へ移り、中国として最長となる約３０日間、実験室に滞在し、人体への影響を検査したり、科学的な実験を行ったりする予定。

　中国は、独自の宇宙ステーション建設を計画していて、今後、段階的にパーツを打ち上げ、２０２２年頃の完成を目指すという。