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露 アレッポへの攻撃停止を24時間延長

2016年10月21日 4:15

 ロシア国防省は20日、紛争が続くシリアのアレッポでの攻撃の一時停止を、これまでの発表からさらに24時間延長することを明らかにした。

 シリア北部のアレッポでは、ロシア軍とアサド政権軍による空爆で、市民に多くの犠牲者が出るなど深刻な状態が続いている。ロシアはこれまで、市民の避難や反体制派の撤退のために、現地時間の20日午前8時から11時間、ロシアと政権軍による攻撃を停止すると発表していたが、ロシアメディアによると、ショイグ国防相は20日、停止を24時間延長することを明らかにした。アサド政権もこれを支持していて、すでに攻撃は停止されているという。

 アレッポでの攻撃を巡っては、19日に行われたロシア、ドイツ、フランスの3か国の首脳会談で、ドイツとフランスが攻撃停止の延長を求め、制裁も排除しない考えを示していて、プーチン大統領も会談後の会見で、「延長に応じる準備がある」と話していた。