シリア・アサド政権軍 150人以上が死傷
12日から一時停戦中のシリアで17日、アメリカが主導する有志連合の空爆により、アサド政権側の兵士150人以上が死傷した。
ロシア国防省は17日、アメリカが主導する有志連合がシリア東部のデリゾールの空港近くでアサド政権軍を空爆し、兵士62人が死亡、約100人がケガをしたと発表した。また、イギリスに拠点を置くシリア人権監視団も、この空爆で83人が死亡、120人以上がケガをしたと伝えている。
一方アメリカ軍は、停戦の対象外である過激派組織「イスラム国」に対して空爆を行っていたとの認識で、アサド政権軍を故意に狙ったわけではないと強調した。
シリアは米露の合意のもとで今月12日から停戦しているが、停戦維持への影響が懸念される。