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ダッカ襲撃 「イスラム国」が犯行声明

2016年7月3日 1:17
ダッカ襲撃 「イスラム国」が犯行声明

 バングラデシュの人質立てこもり事件について、首都ダッカから今村健太郎記者が最新情報を伝える。

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 私がいるのは、銃撃現場のレストランから500メートル離れた地点。事件発生直後から、現場一帯はひろく封鎖されていて、現在こちらの時間で2日午後9時半過ぎだが、今も軍や警察が警戒にあたっている。

 現場は首都ダッカの中心部で、日本やアメリカの大使館や高級な住宅が立ち並ぶ地区で、日本人も多く住んでいる。ダッカで飲食店を営む日本人女性は、襲撃を受けたレストランは外国人客に人気の店だったと話していて、金曜日の夜に外国人を狙った計画的な犯行とみられている。

 日本時間午後11時前にテレビ演説を行ったバングラデシュのハシナ首相は、事件をテロだとした上で、「国内外の一部の勢力が陰謀を企てたものだ」と非難した。

 バングラデシュ・ハシナ首相「イスラム教は平和の宗教だ。その名を語り人を殺さないでほしい」

 今回の事件について、過激派組織「イスラム国」がつい先ほど、犯行声明を出した。

 バングラデシュは人口の9割がイスラム教徒だが、この事件で、市民からは悲しみ、そして怒りの強い声が上がっている。