シリアのアレッポでロシア軍一時攻撃停止へ
ロシア国防省は17日、紛争が続くシリアの激戦地アレッポで、一時的に攻撃を停止すると発表した。欧米による新たな制裁を回避したい狙いがあるとみられる。
アレッポでは、ロシア軍とアサド政権軍が反体制派などと激しい戦闘を続けており、多くの市民が巻き添えになったり、取り残され孤立化したりするなど深刻な状態となっている。こうした中、ロシア国防省は17日、アレッポで、ロシア軍とアサド政権軍が20日に8時間にわたって攻撃を一時停止すると発表した。ケガ人などが避難したりするための人道的措置だとしている。
欧米からロシアへの批判が強まり、新たな制裁も取りざたされていることから、これを回避したい狙いもあるとみられる。