EU離脱後もアクセス継続の意向~英担当相
イギリスのデービスEU離脱担当相は先月31日、「イギリスが自由貿易の先頭に立つだろう」と述べ、EU市場へのアクセスを続けたい意向を示した。
ロンドンにある日本大使館などは、先月31日、イギリスの国会議員や日系企業の関係者を招いてイベントを開催し、デービスEU離脱担当相も出席した。
デービスEU離脱担当相「今までのようにイギリスが自由貿易の先頭に立ち、自由貿易を守る国になるだろう」
デービスEU離脱担当相は移民の制限を重視する強硬派とされているが、EU離脱後も関税などで優遇されるEU市場へのアクセスを続けたい意向を示した。
一方でEU首脳は、「移民の制限」と「EU市場へのアクセス」の両立という、いわゆる“良いとこ取り”は許さない姿勢を示しているが、EU市場へのアクセスを求める日系企業に対し、デービスEU離脱担当相が一定の配慮を示したとみられる。