韓国 北の銀行関係者らを制裁対象に追加
アメリカのトランプ大統領の韓国訪問を7日に控え、韓国政府は6日付で北朝鮮の銀行の関係者らを独自の制裁対象に追加した。
韓国政府によると、制裁対象に追加されたのは、北朝鮮の銀行の関係者18人で、いずれも中国やロシア、リビアを拠点に、核・ミサイル開発のための資金調達に関与したとしている。
文在寅政権発足後、韓国が北朝鮮に独自の制裁を科すのは初めてで、今後、韓国の企業や国民が、この18人と取引することは禁止される。
韓国政府はすでに北朝鮮との経済交流を全面禁止する措置をとっていて、実質的な効果は限られるが、韓国政府の関係者によると、アメリカ側から北朝鮮への圧力の「象徴」として独自制裁を行うよう要請を受けていたという。
韓国政府としてはトランプ大統領の訪問を7日に控え、アメリカとの連携を強調する狙いがあるとみられる。