米大統領選で仏大統領「教訓得ることが…」
米国大統領選挙の今回の結果について、フランスのオランド大統領は「教訓を得ることができる」と述べた。来年フランスで行われる大統領選での極右政党の躍進を念頭に置いた発言とみられる。
オランド大統領は、テロ対策や環境問題などに対して、「新政権と直ちに取り組む」と連携する考えを示した。一方で、トランプ氏の選挙中の発言にはフランスの国益や価値観に反するものもあったとし、警戒感を示した。
さらに、今回の選挙結果から教訓を得ることができると述べ、世界が混迷の中にあることに人々は懸念を抱いているとして、「われわれは恐怖を乗り越えなければならない」と呼びかけた。
来年フランスで行われる大統領選挙で、極右政党の躍進が予想されていることを念頭に置いたものとみられる。