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初の現職大統領聴取 検察は“延期検討”か

2016年11月15日 17:51
初の現職大統領聴取 検察は“延期検討”か

 韓国の朴槿恵大統領の友人による国政介入疑惑で現職の韓国大統領への初の事情聴取を控える中、朴大統領の弁護士が15日の取材で、「きのう選任されてから捜査内容を把握しようとしたが物理的に無理だった」とした上で「聴取の日程の延期を希望する」と話した。

 検察は、16日までに聴取を行いたい立場はまだ変えていないが、検討を余儀なくされそうだ。弁護士が延期を求める立場を明らかにする前の取材で、検察関係者は、「弁護士が延期を要請してくれば検討しなくてはならない」と話していた。結局、聴取が16日に行われるかどうかは、さらなる検察の検討をまつ必要があると言うことになりそうだ。

 しかし検察は一度、16日までに聴取をする方針を明らかにしているから、ここで覆すと弱腰だとする世論の批判が検察に向かう可能性もある。15日の夜になれば、16日に聴取するか決まるのかという質問にも、「それはわからない」と話しており、今後も調整が続くものとみられる。