独・メルケル首相 4期目を目指す考え
ドイツのメルケル首相は20日、来年の任期切れを前に4期目を目指す考えを明らかにした。
メルケル首相は現在3期目で11年にわたり首相を務めている。来年、任期が切れるのを前に去就が注目されてきたが20日に会見し、4期目を目指す考えを明らかにした。
メルケル首相は、イギリスのEU(=ヨーロッパ連合)からの離脱やアメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利したことなどを念頭に、「ヨーロッパや国際社会で我々の価値観が危機にひんしている」と述べ、支持を呼びかけた。
メルケル首相は難民や移民を積極的に受け入れる姿勢をとってきたことで一時、支持率が低下したが、AFP通信によると、最近の世論調査では55%まで回復しているという。