米商務長官に“知日派の著名投資家”指名へ
アメリカのトランプ次期大統領の閣僚人事が大詰めを迎えている。商務長官には知日派で知られる著名投資家を指名する方針だとアメリカの主要メディアが報じた。
トランプ氏は焦点の国務長官人事を巡って、かつて「ペテン師」などと批判を受けたロムニー・元マサチューセッツ州知事と再び会談するなど、大詰めの調整を続けている。
アメリカのNBCテレビなどによると、トランプ氏は貿易などを担当する商務長官に、大統領選で経済顧問を務めた投資家のウィルバー・ロス氏をあてる方針だという。ロス氏はかつて大阪の幸福銀行を買収したことがあり、知日派として知られている。
また、財務長官には、元ゴールドマン・サックス幹部で大統領選でトランプ氏の資金管理の責任者を務めたスティーブン・ムニューチン氏が指名される予定だという。経済政策の柱、大型減税などを担うことになる。早ければ30日にも正式発表される見通しだという。