仏大統領選 現職バルス首相が立候補の意向
来年春に行われるフランスの大統領選に現職のバルス首相が立候補する意向を明らかにした。
フランスのバルス首相は5日、パリ郊外で集会を開き「私は国のために尽くす力を持っている」と述べ、来年春に行われる大統領選に立候補する意向を表明した。6日にも首相を辞任するという。
バルス氏はスペイン出身の54歳で、オランド大統領のもとで内務相を務めた後、2014年、首相に指名された。演説でバルス氏は「左派をまとめ勝利に導きたい」とし、来月行われる予備選での支持を訴えた。
大統領選は最大野党・共和党のフィヨン元首相がリードし、極右政党・国民戦線のルペン党首が追う展開とみられているが、バルス氏は「ルペン党首はフランスをEU(=ヨーロッパ連合)から離脱させようとしている」と批判した。