激戦地からツイートの少女は…安否気遣う声
シリア内戦の激戦地、アレッポの状況をツイッターで伝え続けている7歳の少女がいる。今月4日にその少女のアカウントが一時的に凍結され、世界中で安否を気遣う声が広がっている。
激戦地のアレッポに住むバナさん(7)とその母親は、今年9月以降、ツイッターを通じて内戦下の状況を世界に発信し続けてきた。フォロワーは20万人を超え、今年11月には母親が「バナがハリー・ポッターの本を読みたがっている」などと投稿したところ、作者のJKローリングさんから「ハリー・ポッター」の電子版が届いたことでも話題となった。
しかし今月4日、「軍に捕まりそう。親愛なる世界のみなさん、いつの日かお会いしましょう」と投稿した後、アカウントが一時凍結された。その後、再びアカウントが開設され、「攻撃を受けている」「私たちのために祈って下さい、さようなら」などと投稿があり、安否を気遣う声が世界中で広がっている。
アレッポでは、アサド政権軍とロシア軍が先月、反体制派の支配地域に対する軍事作戦を本格化させ、連日、激しい攻撃を加えている。