アサド政権軍の空爆などで700人以上死亡
激戦地となっているシリア北部のアレッポで、先月15日以降、アサド政権軍の空爆などにより市民ら640人以上が死亡した。
イギリスに拠点を置くシリア人権監視団は5日、北部アレッポでアサド政権軍の空爆などにより死亡した人の数が先月15日以降の3週間で少なくとも643人にのぼると伝えた。このうち74人は子どもだという。
また北西部のイドリブ県でも4日、ロシア軍によるとみられる空爆が相次ぎ、子どもや女性を含む73人が死亡したという。
シリアでは、アサド政権軍とそれを支援するロシア軍が先月、反体制派の支配地域に対する軍事作戦を本格化させ、連日、激しい攻撃を加えている。