大統領選再集計 トランプ氏の勝利変わらず
アメリカ大統領選挙で第3政党がトランプ氏が僅差で勝利した州で票の再集計を求めていた問題で、そのうちの一つ、ウィスコンシン州の再集計が終了、トランプ氏の勝利に変わりはなく、大統領選の結果は覆らないことが確定した。
再集計は、第3党の緑の党が求めていたもので、トランプ氏が僅差で勝利した中西部・ウィスコンシン州でシステムがサイバー攻撃を受けた可能性があるなどと主張し、州の選挙管理委員会が再集計を行うことを決めた。また、クリントン陣営も再集計を求める動きに加わることを明らかにしていた。
選挙管理委員会は12日、再集計を終え、トランプ氏の勝利に変わりはないと発表した。これを受けてトランプ氏はツイッターで、「民主党と緑の党は詐欺だ」などと反応している。
緑の党は、接戦だったミシガン州とペンシルベニア州でも、再集計を求めていたが、裁判所が棄却するなどしていずれの州でも行われておらず、再集計により大統領選の結果が覆らないことが確定した。