日露首脳会談前に…色丹島のロシア人住民は
今回の日露首脳会談は北方領土の一つ、色丹島でも報道されていて、ロシア人の住民も会談の行方を見守っている。
色丹島には現在、ロシア人約3000人が生活していて、現地のテレビでも今回の日露首脳会談について連日報道している。ロシアの世論調査では8割近くが北方領土の返還に反対していて、色丹島の住民からも首脳会談が領土の返還につながってはならないという声が多く聞かれた。
Q:日露首脳会談のことを知っている?
「もちろん知っています。そこら中で聞きますよ。ロシアで一番のニュースです」
Q:会談の結果はどうなると思う?
「島(北方領土)はロシアのものだからロシアに残ればいいと思っています」
色丹島ではこれまで、島から出る移動手段はフェリーしかなかったが、今月8日には国後島との間を行き来するヘリコプターの定期便が運航を始めるなど、開発を進める動きも見られる。