潘基文氏 シリア対応は「失敗」と後悔の念
年内で退任する国連の潘基文事務総長が記者会見し、内戦が続くシリア問題への国連の対応について「失敗だった」と後悔の念を述べた。
潘基文事務総長「(シリアの)アレッポは今では地獄同様だ。なぜこれほどの時間がかかっても解決されていないのだろうか」
内戦が続くシリア問題をめぐっては国連の安全保障理事会の場でアメリカとロシアが激しく対立してきた。こうした事態を踏まえ、潘基文事務総長は「シリア国民を助ける事に失敗した」と認めた上で解決のためには「国際社会の団結と情熱が足りない」と訴えた。
また、出馬が取りざたされる韓国の大統領選挙については「年が明けたら多くの人と相談したい」と明言を避けながら「韓国のために何ができるかを真剣に考えたい」と述べた。