露プーチン大統領 米国との関係改善に意欲
ロシアのプーチン大統領が23日、トランプ次期大統領とともに、米露関係の改善に取り組む姿勢を示した。
プーチン大統領は23日、国内外の報道関係者を集めた大規模な記者会見に臨んだ。アメリカのメディアからトランプ次期大統領との会談について問われると、米露関係の改善に意欲を示し、会見後には、「招待されれば行く」とアメリカを訪問する意思も明らかにした。
プーチン大統領「(トランプ氏との会談の)議題は米露関係の正常化だ。関係改善のために何をすべきか一緒に考える」
また、会見では、ロシア軍について「いかなる侵略者よりも強い」と強調したほか、紛争が続くシリアの激戦地アレッポで、ロシアなどが関与して市民らの撤退が完了したことを「近代世界で最大の人道的行為」だと称賛した。
2018年に大統領選を控え、早くも自身の成果をアピールしたい狙いもあるとみられる。