アメリカのトランプ次期大統領は２８日、日本のソフトバンクグループの孫正義社長の協力でアメリカ国内に８０００人の雇用を生み出すことになったと発表し、成果をアピールした。

　トランプ氏「スプリントから『５０００人の雇用を国外からアメリカに戻す』と連絡があった。マサ（孫社長）や多くの人が尽力してくれて感謝する」

　スプリントは３年前にソフトバンクグループが買収したアメリカの携帯電話会社で、今回新たに５０００人を国内で採用するという。さらに、ソフトバンクグループが巨額の出資を決めたアメリカの衛星通信のベンチャー企業、ワンウェブでも３０００人を新規雇用するという。

　孫社長とトランプ氏は今月６日に会談して５万人の雇用を創出することで合意していたが、「雇用を取り戻す」と公約していたトランプ氏がその成果をアピールした形。