今年１１月末で任期満了となるＩＡＥＡ（＝国際原子力機関）の天野之弥事務局長の続投が確実になった。

　ＩＡＥＡの次の事務局長選挙を巡っては、去年１２月末が立候補期限となっていたが、ＩＡＥＡは４日、天野氏以外の立候補者がいなかったことを明らかにした。

　天野氏は理事国からの信頼が厚いことから３月の理事会で３期目の就任が承認されることが確実視されており、９月の年次総会で正式に決定することになる。

　任期は４年で、天野氏は核開発が進む北朝鮮や、アメリカのトランプ次期大統領の就任で見直しの可能性があるイランとの核合意の対応などに追われることになる。