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米次期司法長官候補“人種差別”に抗議の声

2017年1月11日 6:45
米次期司法長官候補“人種差別”に抗議の声

 アメリカのトランプ次期大統領が指名した閣僚候補らを議会が承認するかを決めるための公聴会が10日、始まった。1人目は過去の人種差別発言が問題となった次期司法長官で、傍聴席からは何度も抗議の声が上がった。

 次の司法長官に指名されたセッションズ上院議員は、トランプ氏と同様、不法移民の強制送還を強く主張してきた。また、過去に黒人に対する差別的な発言をしたとして長年、「人種差別主義者」との指摘が絶えず、この日の公聴会では、批判を打ち消した。

 セッションズ氏「過去に非難されたが人種差別的な考えは持っていない」

 しかし、公聴会の傍聴席からはセッションズ氏の起用に反対する市民から何度も抗議の声が上がり、進行がたびたび中断した。

 今週はトランプ氏が選んだ他の次期閣僚の公聴会も予定されていて、スムーズに承認が得られるかが焦点となる。