ティラーソン氏 露への経済制裁で慎重姿勢
次期トランプ政権で国務長官に指名されたティラーソン氏は11日、議会からの承認をえる公聴会にのぞみ、親交のあるロシアへの経済制裁について慎重な姿勢を示した。
国務長官に指名された石油大手エクソンモービルのCEO・ティラーソン氏は、プーチン大統領と親交があるため、ロシアを巡る質問が相次いだ。
ティラーソン氏「(Qロシアへの制裁は悪いことだと思うか?)ロシアに制裁を科せばアメリカ企業にも損害が生じる、ビジネスの妨げとなってしまうのだ」
ティラーソン氏は、制裁は、アメリカ国内への影響を考えて行うべきだとの慎重な姿勢を示した。
一方で情報機関が大統領選を狙いロシアがサイバー攻撃を行ったと結論づけたことについては、プーチン大統領の関与があったとみるのが妥当だとの認識を示した。また、中国に対しては、「北朝鮮に圧力をかけるという空約束をこれ以上受け入れることはできない」などと厳しい姿勢を示した。