アメリカ・トランプ次期大統領の就任式を２０日に控える中、アメリカ国民の世論調査でトランプ氏の好感度が過去４０年で最も低いことがわかった。トランプ次期政権は厳しい船出となりそうだ。アメリカ・ワシントンから中継。

　トランプ氏は現在、ほぼ２か月ぶりにワシントンに来ている。１７日は就任式関連のパーティーに出席し、上機嫌で挨拶をした。

　トランプ次期大統領「（この会場には）１４７人の外交官や大使など、私に友好的な人が大勢来ている。前代未聞だ」

　一方で、約５０人の民主党議員が就任式の欠席を表明するなど前代未聞の事態となっている。また、有力紙「ワシントンポスト」などが１７日に明らかにした世論調査では、トランプ氏の印象について「好意的でない」と答えた人が５４％と５割を超え、「好意的」の４０％を上回っている。ワシントンポストは「就任直前としては過去４０年以上で最も不人気」だとしている。

　こうした中、トランプ政権の次期報道官は「トランプ氏は就任当日の２０日に大統領の権限でいくつかのことをする」と述べた。その政策が何であるかはまだわかっていないが、一気にトランプ流の政策を実行する構え。