NAFTA“メキシコ中心に見直しを”
アメリカのトランプ大統領は13日、カナダのトルドー首相と初めて会談を行い、これまで批判してきたNAFTA(=北米自由貿易協定)について、カナダとの間では一部の修正にとどめる考えを示した。
トランプ大統領は、3日前に安倍首相を出迎えた際は2度抱きしめたのに対し、トルドー首相とは淡々と握手を交わしただけだった。トランプ大統領はアメリカの雇用を奪うと批判してきたNAFTAの全面的な批判は避け、カナダとの間では一部の修正にとどめる考えを示した。
トランプ大統領「カナダとはすばらしい貿易関係にある。それを微調整し、両国の利益になることをしていく」
これに対し、トルドー首相は、カナダ経済はアメリカとの関係に依存しており、NAFTAの行方について多くのカナダ人が懸念していると伝えた。
また、トランプ大統領は「メキシコとの貿易は極めて不公平だ」と述べ、NAFTAの見直しはメキシコとの関係が中心になるとの考えを示した。