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オランダ、トルコ外相機の着陸を拒否

2017年3月12日 7:07

 オランダ政府は11日、トルコの外相の航空機がオランダの空港へ着陸することを拒否した。トルコがオランダ国内で政治的な集会を開こうとしたことに反発したもので、両国関係が悪化している。

 トルコでは来月、大統領の権限を強化する憲法改正案の是非を問う国民投票が行われる予定だが、チャブシオール外相は11日、オランダに住むトルコ人に対し憲法改正に賛成するよう呼びかけるため、オランダ・ロッテルダムに向かうことにしていた。

 しかしオランダ政府は、国内でトルコの閣僚が活動するのは好ましくないなどとして外相の航空機の着陸を許可しなかった。これを受けてエルドアン大統領はオランダ政府を痛烈に批判した。また今後、オランダの航空機をトルコに着陸させないようにする可能性も示唆した。

 トルコ・エルドアン大統領「彼らはナチスの残党だ!ファシストだ!」

 一方、オランダのルッテ首相はエルドアン大統領の発言について、「ばかげた発言だ、的外れだ」などと非難。両国関係が悪化している。