安倍首相、憲法改正に強い意欲 自民党大会
安倍首相は5日に開かれた自民党の党大会で挨拶し、「自民党は憲法改正の発議に向けて、具体的な議論をリードしていくのが歴史的使命だ」と憲法改正に強い意欲を示した。
安倍首相「自由民主党は憲法改正の発議に向けて、具体的な議論をリードしてまいります。みなさん、それこそが、戦後一貫して日本の背骨を担ってきた、我が自由民主党の歴史的使命ではないでしょうか」
党大会ではまた、自民党総裁の任期を2期6年から3期9年に延ばすことも正式決定した。これにより、安倍首相は次の総裁選挙にも立候補が可能となり、最長で4年後の2021年まで続投することが可能となる。
一方、国会で野党の追及が続く大阪の学校法人「森友学園」の問題に関連して、党内から首相夫人の地位については整理する必要があるとの声があがった。
小泉衆議院議員「公人の部分と私人の部分を分けられるものばかりではないですけど、何かあったら個人の問題では済まなくなるというのは明らかですから、私は整理すべき問題じゃないかなと思います」
総裁任期の延長を決め長期政権への足場を固めつつある安倍首相だが、森友学園の問題が長期化すれば、今後の政権運営に影を落とす可能性もある。