中国に“国際法順守”求める方針~米国務省
アメリカ・トランプ政権のティラーソン国務長官が15日から日本や中国などを訪問する。中国では、南シナ海の軍事化などを念頭に国際法を守るよう強く求める方針。
ティラーソン国務長官は、15日から日本、韓国、中国を初めて訪問する。中国では、王毅外相に加え、習近平国家主席や李克強首相とも会談する予定。
訪問を前に東アジア政策を担当する国務省の高官が会見を行い、南シナ海での軍事化などを念頭に中国に対して、国際法を守るよう圧力をかける方針を示した。
国務省・ソーントン次官補代行「米国民の利益となり同盟国を裏切らない中国との関係を模索している。国際法と規範を守るよう圧力をかけていく」
また、中国に対して北朝鮮の挑発行動をやめさせるため、あらゆる手段を使うよう求める考えを明らかにした。
来月には、トランプ大統領と習主席による初めての首脳会談が予定されていて、その際に協議する課題についても最終調整したい考え。