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子供は口から泡を…「化学兵器」の惨状語る

2017年4月7日 2:35

 シリア北西部で化学兵器が使用されたとみられる空爆で、被害者がその惨状を語った。

 イドリブ県で4日に行われた空爆では、市民ら86人が死亡し、猛毒のサリンが使われた疑いが指摘されている。被害にあった男性が6日、NNNの取材に応じた。

 コサイン・ユセフさん(35)「家のすぐそばで空爆があり、外に出ると親戚が子どもを抱いていた。子どもは口から泡をふいていた。これは通常の空爆ではないと思った。私は、弟と人々を助けに行ったが、弟は倒れ、誰も助けられなかった。弟はそのまま死んでしまった。世界の誰がこの状況に目を向けてくれるのでしょうか。何の罪もない子どもたちが殺されています」

 この攻撃について、欧米諸国は、アサド政権によるものと非難。政権を支援するロシアは、「反体制派が所有していた化学兵器」と反論している。