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モスクワ近郊で大規模な森林火災「汚染物質が30%上昇」

2022年8月19日 1:39

乾燥した空気が流れ込んでいるロシア・モスクワの近郊で大規模な森林火災が発生していて、18日は首都モスクワにまで影響が広がりました。

モスクワの南部リャザン州で、今月9日頃から森林火災が散発的に発生し、燃え広がりました。けが人は出ていませんが、地元知事によりますと、これまでの焼失面積は181ヘクタール、東京ドームおよそ38個分に及んでいるということです。火はまだ消し止められておらず、18日は、その影響がモスクワにまで及びました。

モスクワの住民「朝から煙の臭いがしている」

モスクワの住民「朝、バルコニーに出たら呼吸ができなかった。モスクワの西に住んでいるが、煙の臭いが強く、全ての窓とドアを閉めた」

モスクワ市当局は、「汚染物質の濃度が通常より30%上昇した」と警告しました。

ロシアの気象当局によりますと、モスクワ周辺では乾燥した暖気の滞留が11日から予想されていて、森林火災の危険性が高まっていました。