韓国系アメリカ人を拘束 北朝鮮が報じる
北朝鮮の国営メディアは3日、北朝鮮を訪問中だった韓国系アメリカ人の男性が先月、拘束されたと報じ、男性の名前や容疑などを伝えた。
先月、平壌を訪問していた韓国系アメリカ人の男性が北朝鮮当局に拘束された問題で、朝鮮中央通信は3日、この男性について平壌科学技術大学に会計学の教授として招かれた韓国系アメリカ人、キム・サンドク氏だと伝えた。
記事ではキム氏が北朝鮮を訪問中に「国家を転覆しようと敵対的な犯罪行為をしたため、先月22日に平壌の空港で拘束した」と報じている。
現在、キム氏の捜査が行われているということで、緊張状態が続くアメリカに対し、揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。
アメリカ政府も先月、アメリカ人男性が拘束され面会を試みていると明らかにしていたが、名前は公表していなかった。